高窒素血症

泌尿器の病気

犬の急性腎不全を丁寧に解説

腎不全とは、腎臓の機能が低下した状態をいいます。特に、急激に腎臓の機能が低下するものを急性腎不全(急性腎障害)と呼びます。全ての腎不全の治療の基本は、輸液療法(点滴療法)ですが、急性腎不全で尿が作られない状態が続くと、数日以内に死亡してしまいます。
泌尿器の病気

犬の慢性腎臓病を丁寧に解説

腎不全とは、腎臓の機能が低下した状態をいい、特に数か月から数年の長い年月をかけて腎臓の働きがゆっくりと悪くなったものを慢性腎臓病(慢性腎不全)と呼びます。慢性腎臓病は、治ることはありませんが適切な治療を行うことで生存期間の延長や生活の質(QOL)の向上が期待できます。
泌尿器の病気

犬の尿道閉塞を丁寧に解説

尿道閉塞は、尿結石や基質に生じた下部尿路の閉塞と定義されています。犬の尿道閉塞の原因として最も多いのは、雄犬の尿道結石があります。完全な尿道閉塞を起こすと、排尿ができなくて無尿となります。この場合、腎後性の急性腎不全が起こるので、緊急処置が必要となります。
血液検査

犬のBUNとクレアチニンの異常(腎機能)を丁寧に解説

犬のBUNとクレアチニンは腎臓機能に関わる数値です。腎臓の機能が正常の1/4以下に低下すると、血中尿素窒素はクレアチニンと共に上昇すると言われており、この状態を「高窒素血症」と呼びます。そして、慢性腎臓病の病期(ステージ)は、クレアチニン値により分類されています。