犬の総コレステロール(T-cho)の異常

動物病院で血液検査を行った際に、その結果を理解するための手助けとなるように記事を作成しました。愛犬の血液検査の結果を片手にご覧ください。

ただし、以下の点にご注意ください。

  • 正常値は、機械や検査会社ごとによって異なりますので、血液検査に記載されているデータを参照してください。参考正常値として、富士フィルムモノリスさんの正常値を記載してあります。
  • 検査結果が正常値を外れている場合でも、病気とは限らないので、担当の獣医さんに良く話を聞くようにしましょう。
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総コレステロール(T-Cho)とは

総コレステロールとは、血液中に含まれる全てのコレステロール(HDLコレステロールやLDLコレステロールを含めた)の総量のことです。

血中のコレステロールは、食事からの供給はおよそ3割と言われ、大半は肝臓で合成されます。原発性・続発性高コレステロール血症の検査として有用であり、脂質代謝異常の指標として重要です。

血液中の総コレステロールが高いことを「高コレステロール血症」といいます。そして高コレステロール血症には、遺伝が原因となる「原発性高コレステロール血症」と他の病気が原因となる「続発生高コレステロール血症」があります。

(参考正常値:犬 85~337 mg/dl)

総コレステロール(T-Cho)高値の原因

高コレステロール血症の原因として、コレステロール生成の増加、脂肪の分解またはリポ蛋白の血管内処理の減少、そして遺伝などが考えられます。

ネフローゼ症候群甲状腺機能低下症糖尿病副腎機能亢進症(クッシング症候群)急性膵炎、胆汁うっ帯(閉塞性)、遺伝(ミニチュアシュナウザーの特発性高脂血症)

総コレステロール(T-Cho)低値の原因

総コレステロール値の低値は、以下の病気に続発性して起こることがあります。

甲状腺機能亢進症、アジソン病、肝障害

まとめ

犬の血液検査の総コレステロール(T-cho)の異常について解説しました。

検査結果が正常値を外れている場合でも、必ずしも病気とは限りません。病気は、血液検査のみならず身体検査や他の検査も行って診断していきます。状況により、経過観察を行ったりさらに詳しい検査を行うことがあります。

総コレステロールの異常に関わる追加検査として、その異常が原発性か続発性かを判断するために、血液検査やホルモン検査そして尿検査などを行い、代謝疾患の有無を確認します。

血液検査の結果で心配な事がある時には、動物病院で獣医さんに遠慮なく質問してみましょう。

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