血糖値

その他

犬のキシリトール中毒を丁寧に解説

食品や口腔ケア製品に含まれるキシリトールを摂取することで生じる有害作用です。犬の代謝は人と異なるため、キシリトールを摂取することで中毒を起こし、死亡する可能性があります。キシリトール中毒は急速に進行し、嘔吐、眠ったような状態になる(嗜眠)、運動が円滑にできない(運動失調)、ぐったりする、けいれん発作などの症状がみられます。
腫瘍

犬のインスリノーマ(膵臓腫瘍)を丁寧に解説

膵臓β細胞の機能的な腫瘍で、低血糖に関連した症状を起こす病気です。犬のインスリノーマでは、発作が48~62%でみられます。①低血糖に併発する高インスリン血症と、②そして膵臓での腫瘍の検出で診断されます。最終的に、病理組織学的検査を行い、確定診断を行います。
内分泌器官の病気

犬の糖尿病を丁寧に解説

犬の糖尿病は、中齢〜高齢の犬に比較的多く発生します。インスリンの欠乏による高血糖が原因で、尿中に糖が漏れ出すことで尿量が増え、水分を補うために水をたくさん飲むようになります。症状が進行すると、ケトン体という物質が血液中に蓄積する「糖尿病性ケトアシドーシス」という状態となり、著しい脱水と吐き気や嘔吐、そして頻呼吸と呼ばれる浅く速い呼吸がみられるようになります。
血液検査

犬の血糖値(Glu)の異常(高血糖/低血糖)を丁寧に解説

血糖とは、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度のことで、糖尿病の診断の検査として有名です。血糖値は、血糖を上昇させるグルカゴンやアドレナリン、そして血糖を低下させるインスリンの働きを調節することで、体は常に一定の血糖を保っています。この血糖の調節機能がうまく働かなることにより、高血糖や低血糖が起こります。高血糖を引き起こす代表的疾患は糖尿病です。