犬の寿命と年齢換算

自分の愛犬の平均寿命や人だと何歳に相当するかなど、気になったことはありませんか?犬の寿命と年齢換算について解説していきます。

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犬の寿命

人のように戸籍や国勢調査のような統計があるわけではないので、正確なところは分かりません。しかし、国内大手の動物の保険会社である「アニコム損保保険会社」さんに加入されている犬での、平均寿命が報告されています。

犬の平均寿命は13.7歳。小型犬の方が大型犬に比べ、寿命が長い傾向がある。

出典元:「犬の平均寿命を調査」アニコム損保保険会社HP(2017.10.07確認)

また、犬を体重により分類すると寿命が長い順に以下の結果だったと報告されています。

小型犬(体重5~10kg)=14.2歳
超小型犬(体重5kg以下)=13.8歳
中型犬(体重10~20kg)=13.6歳
大型犬(体重20~40kg)=12.5歳
超大型犬(体重40kg以上)=10.6歳

出典元:「犬の平均寿命を調査」アニコム損保保険会社HP(2017.10.07確認)

ちなみに、日本人の平均寿命が2016年では、女性で87.14歳、男性で80.98歳でした。また、男女平均で見ると84歳でした。

人と違い犬の寿命では、雄と雌に大きな差があることは報告されていません。

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年齢換算

犬の年齢換算に関してはいくつかの報告があります。

よく犬の1年は人の4~5年と言いますが、これは別に、犬の細胞が人の細胞に比べて、4~5倍早く老化するという訳ではありません。

まず、前述のとおり平均寿命は小型犬と大型犬とで、差がありますので分けて考えた方が無難だと思われます。つまり小型犬の14歳=日本人の84歳、大型犬の12.5歳=日本人の84歳と考えるべきでしょう。

そして年齢換算表は、犬の体の成長と寿命を考えた結果できたものであると考えられます。

具体的には、犬は生後3ヶ月くらいから乳歯が抜けて永久歯が生え始め、生後6ヶ月頃を目安に永久歯が生えそろうようになります。こういった特徴を人に重ね合わせれば、犬の3ヶ月は小学校低学年に相当し、犬の6ヶ月は小学校高学年に相当するといったことに納得がいくかと思います。

もう少しすると、雄犬は生後6〜12ヶ月くらいで性成熟を迎え、雌犬は生後6〜15ヶ月くらいで性成熟を迎えますので、この時期が人の小学校高学年〜中学生に相当すると考えるべきであるということが分わかるかと思います。

その一方で、これらの後には目立ったイベントがないため、次は最終的な寿命というイベントを迎えます。つまり、成長期が終わってから寿命までの年齢を、人の寿命に合うように合わせることで換算表が作られているのではないかと考えています。

以下に簡単な年齢換算表を示します。小型犬では2歳で人の24歳、それ以降は1年で4年分歳をとると覚え、大型犬では2歳で人の19歳、それ以降は1年で7年分歳をとると覚えれば良いので比較的覚えやすいです。

この表からも分かる通り、大型犬は小型犬に比べ、成長が終わるのが遅いのですが、寿命は早くなっています。そのため成長期終了後は、小型犬が4歳づつ歳をとるのに対し、大型犬は7歳づつ歳をとるという計算になるのです。

ただしこの表ですと、小型犬は人の72歳で平均寿命を迎えることになるので、そこを考慮する余地はあるかもしれません。

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まとめ

犬の寿命と年齢換算について解説しました。人の年齢に合わせたイメージを持つことは、とても大切です。それは食事をシニア用に変えたり、健康診断を年1〜2回受けたりする目安になるからです。

愛犬のライフステージに合ったケアをしてあげるようにすると、より健康で長生きできるかもしれません。