犬の狂犬病ワクチン

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狂犬病とは

狂犬病は、発症すると100%近く死亡するという恐ろしい感染症です。日本での狂犬病は、1957年以降発生していません。しかし、いつ日本に海外から入ってくるかわからないので、狂犬病予防法により犬の飼い主は、生後91日以上の犬に年に1回狂犬病ワクチンの注射が義務付けられています。

狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入、および極めて稀ではあるが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症である。

出典元:「狂犬病とは」国立感染症研究所ホームページ(2017/10/2確認)

犬の飼い主には

(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること
(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること

が法律により義務付けられています。

出典元:「犬の鑑札、注射済票について」厚生労働省ホームページ(2017/10/2確認)

ワクチンの接種場所

もし初回の狂犬病ワクチンで飼い犬登録をしていなければ一緒にするようにしましょう、また2回目以降であれば、飼い犬の登録をした住所と現住所が変わってないか確認しましょう。引っ越し等した場合には、役所への届け出が必要です。

狂犬病ワクチンは、動物病院に行けば普通に打ってもらえます。しかし、2〜3月頃は年度変わりのため、打てないことが多いので電話で確認してから行くようにしましょう。市から届くハガキを持参して行くとスムーズだと思います。

また、狂犬病ワクチンは市町村が中心となって集合注射を行なっております。地域によりますが年に1〜2回市役所や公民館そして公園などで、獣医師さんが狂犬病ワクチンを打ってくれます。

どちらに行くかは、飼い主さんの自由です。

動物病院で打つ場合、その病院で狂犬病ワクチンの「注射済票」がもらえることが多いですが、場合によっては「証明書」をもらって自分で役所に行って「注射済票」をもらう場合があります。

接種時期

基本的には、年度内(4月〜翌年3月)で1回打てばいいことになりますが、前述の通り2〜3月になると打てないことがあります。毎年春になると、役所に飼い犬登録をしている(=鑑札を持っている)人には、狂犬病ワクチン接種のハガキが届くようになっています。そして、同時期に集合注射もあるため、4〜6月に打たれる方が多いです。

ただ、動物病院で打つ場合は前回接種の1年後となることが多いので、毎年秋〜冬に打ってる方は場合によっては、役所から催促のハガキがきてしまうかもしれません。

狂犬病ワクチンって必要?

よく聞かれる質問ですが答えは「YES」です。日本は稀に見る狂犬病清浄国なので、皆さんの危機感は薄いかもしれませんが、狂犬病は発症すると100%近い致死率を持つ感染症です。例えば、「セアカゴケグモ」や「ヒアリ」などのように外国から簡単に日本に外来種が持ち込まれてしまう時代なので、狂犬病が再び日本に来ないとも限りません。

安心してこの国で犬を飼うためには狂犬病ワクチンは必要であると考えています。

出典元:「世界における狂犬病の分布」国立感染症研究所ホームページ(2017/10/2確認)

まとめ

狂犬病ワクチンの接種について解説しました。日本がこれからも狂犬病の無い清浄国であり続け、安心して犬を飼える環境にするためにも、狂犬病ワクチンの接種を行いましょう。

ただし、病気などのやむを得ない理由があれば動物病院で「狂犬病予防注射実施猶予証明書」を獣医さんからもらって役所に提出すれば、義務が免除されます。猶予証明の基準として「重篤な疾患に罹っているいることの明らかな犬」と記載されております。

重篤な疾患に罹っている場合には、病気の進展状況が不明であり、このような状態において予防注射を行うことはできない。

出典元:「狂犬病予防注射を受けることが適用でない犬」狂犬病集合予防注射のためのガイドライン 1996.(2017/10/2確認)

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