胃腸の病気

胃腸の病気

犬の腸リンパ管拡張症を丁寧に解説

腸リンパ管拡張症は、消化管や腸間膜のリンパ管からリンパ液が漏出したりリンパ管が破裂する病気です。犬の蛋白漏出性腸症の主な原因のひとつです。慢性の下痢、体重減少、腹水の貯留が典型的な症状です。この病気を疑った場合には、内視鏡検査実施時に生検を行い、病理組織学的検査を行います。これが確定診断となります。
胃腸の病気

犬の食物不耐症を丁寧に解説

食物不耐症は、「摂取した食物または食品添加物に対する非免疫学的機序で、好ましく無い生体反応」と定義されている病気です。食中毒、食品添加物、血管作動性アミン(ヒスタミン)、糖質不耐性(ラクターゼ欠乏)、不適切な食物摂取、特定の食品(玉ねぎやチョコレートなど)の中毒物質の摂取が原因となります。
胃腸の病気

犬の慢性下痢を丁寧に解説

下痢とは主に消化機能の異常によって、普段より軟らかい便が出ることです。3週間を超えても下痢が続く場合を慢性下痢と言います。炎症性腸疾患(IBD)、食物(食物不耐性/食物アレルギーなど)、腸リンパ管拡張症、抗菌薬反応性腸症、膵外分泌不全、副腎皮質機能低下症(アジソン病)、肝不全、腫瘍(リンパ腫など)などが原因となります。
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犬の急性下痢を丁寧に解説

下痢とは主に消化機能の異常によって、普段より軟らかい便が出ることです。下痢は突然発症することが多いですが、短期間で治ることが多く、この場合を急性下痢と呼びます。様々なことが原因となり、胃腸の病気が原因となることが多いですが、胃腸以外の病気でも下痢になることに注意が必要です。