下痢

胃腸の病気

犬の炎症性腸疾患(IBD)を丁寧に解説

炎症性腸疾患とは、胃や小腸そして大腸などの消化管に炎症を起こす慢性疾患の総称で、慢性下痢の原因となる代表的な病気のひとつです。慢性の消化器症状として嘔吐、下痢、食欲不振、そして体重減少などがみられます。炎症性腸疾患と診断には、以下の5つのポイントに留意する必要があります。
胃腸の病気

犬の膵外分泌不全を丁寧に解説

膵外分泌不全とは、膵臓からの消化酵素の分泌が低下し、消化不良になる病気で、食欲が増進するにも関わらず体重が減少するのが特徴的な症状です。また、「未消化の脂肪により白みを帯び、表面に光沢があり、匂いの強い便」というのが典型的な膵外分泌不全の便です。
胃腸の病気

犬の抗菌薬反応性腸症を丁寧に解説

抗菌薬反応性腸症は、抗菌薬に反応し改善する下痢と定義されます。慢性下痢と体重減少がよくみられ、時に嘔吐もみられます。原発性の抗菌薬反応性腸症は、以下の診断基準が提唱されています。抗菌薬の投与によって速やかに症状が改善すること、抗菌薬の減量または中止により症状が再発すること、再発後、抗菌薬の再投与により再び改善すること。
胃腸の病気

犬の食物アレルギー(胃腸性)を丁寧に解説

食物アレルギーは、食べ物に対して過敏に反応し、体に有害な症状が起きる病気で、食物過敏症とも呼ばれます。下痢や嘔吐が起きる消化器症状と痒みが起きる皮膚症状があります。食物アレルギーは、①他の慢性胃腸症状を示す疾患の除外と、②除去食試験で診断します。
胃腸の病気

犬のパルボウィルス感染症を丁寧に解説

犬パルボウイルスの感染によって起こる病気です。特に子犬では、重度の胃腸症状を起こし死亡する場合もあります。離乳期後の生後4~12週齢の移行抗体が低下する頃に、感染のピークを迎えます。その後、4ヶ月齢までは感染がしばしばみられます。パルボウイルス抗原検査キットが診断に有用です。
胃腸の病気

犬のコクシジウム症を丁寧に解説

イソスポーラ属の寄生虫が腸管に感染し下痢を引き起こす病気です。イソスポーラ属の寄生虫は、小腸の細胞内で増殖し、その細胞を破壊するので、腸管粘膜の損傷が引き起こされます。特に、子犬は重症化する恐れがあります。下痢が主な症状で、急性の下痢の場合もあれば、間欠的または慢性の下痢となる場合もあります。
胃腸の病気

犬のジアルジア症を丁寧に解説

ジアルジア(Giardia lamblia)という原虫の感染によって引き起こされる病気です。下痢が主な症状で、急性の下痢の場合もあれば、間欠的または慢性の下痢となる場合もあります。診断は糞便検査で可能で、糞便中のジアルジア抗原を証明するための検査キット(ELISAキット)が存在します。
胃腸の病気

犬の腸リンパ管拡張症を丁寧に解説

腸リンパ管拡張症は、消化管や腸間膜のリンパ管からリンパ液が漏出したりリンパ管が破裂する病気です。犬の蛋白漏出性腸症の主な原因のひとつです。慢性の下痢、体重減少、腹水の貯留が典型的な症状です。この病気を疑った場合には、内視鏡検査実施時に生検を行い、病理組織学的検査を行います。これが確定診断となります。
胃腸の病気

犬の食物不耐症を丁寧に解説

食物不耐症は、「摂取した食物または食品添加物に対する非免疫学的機序で、好ましく無い生体反応」と定義されている病気です。食中毒、食品添加物、血管作動性アミン(ヒスタミン)、糖質不耐性(ラクターゼ欠乏)、不適切な食物摂取、特定の食品(玉ねぎやチョコレートなど)の中毒物質の摂取が原因となります。
胃腸の病気

犬の慢性下痢を丁寧に解説

下痢とは主に消化機能の異常によって、普段より軟らかい便が出ることです。3週間を超えても下痢が続く場合を慢性下痢と言います。炎症性腸疾患(IBD)、食物(食物不耐性/食物アレルギーなど)、腸リンパ管拡張症、抗菌薬反応性腸症、膵外分泌不全、副腎皮質機能低下症(アジソン病)、肝不全、腫瘍(リンパ腫など)などが原因となります。
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