病気辞典

胃腸の病気

犬の炎症性腸疾患(IBD)を丁寧に解説

炎症性腸疾患とは、胃や小腸そして大腸などの消化管に炎症を起こす慢性疾患の総称で、慢性下痢の原因となる代表的な病気のひとつです。慢性の消化器症状として嘔吐、下痢、食欲不振、そして体重減少などがみられます。炎症性腸疾患と診断には、以下の5つのポイントに留意する必要があります。
泌尿器の病気

犬のファンコーニ症候群を丁寧に解説

ファンコーニ症候群は、腎臓の(近位)尿細管の機能が低下することで、ブドウ糖などが過剰に尿中に排泄される病気です。原因は遺伝性と後天性がありますが、遺伝性の代表犬種はバセンジーです。診断は、電解質異常や酸塩基平衡異常に加えて、高血糖を伴わない尿糖などの、尿細管の機能の低下を証明することです。
泌尿器の病気

犬の尿道閉塞を丁寧に解説

尿道閉塞は、尿結石や基質に生じた下部尿路の閉塞と定義されています。犬の尿道閉塞の原因として最も多いのは、雄犬の尿道結石があります。完全な尿道閉塞を起こすと、排尿ができなくて無尿となります。この場合、腎後性の急性腎不全が起こるので、緊急処置が必要となります。
腫瘍

犬のメラノーマ(黒色腫)を丁寧に解説

色素細胞(メラノサイト)が腫瘍性増殖化したものです。発生部位により皮膚メラノーマ、口腔内メラノーマ、爪床メラノーマ以下の3つに分類され、それぞれで悪性度が異なります。皮膚メラノーマの症状は、皮膚のできものです。腫瘍細胞がメラニン顆粒を含むため、黒色もしくは褐色のできものとしてみられますが、メラニン顆粒を含まないメラノーマも存在します。
胃腸の病気

犬の急性膵炎を丁寧に解説

急性膵炎は、さまざまな原因で急激に膵臓に炎症が生じる病気です。急性の食欲不振や嘔吐そして腹部圧痛などが、急性膵炎の典型的な症状で、下痢を伴うこともあります。血液検査では炎症マーカー(CRP)の高値がみられ、超音波検査では急性膵炎に特徴的な所見を認めることがあります。追加検査として、犬膵特異的リパーゼ(Spec-cPL)を測定します。
胃腸の病気

犬の抗菌薬反応性腸症を丁寧に解説

抗菌薬反応性腸症は、抗菌薬に反応し改善する下痢と定義されます。慢性下痢と体重減少がよくみられ、時に嘔吐もみられます。原発性の抗菌薬反応性腸症は、以下の診断基準が提唱されています。抗菌薬の投与によって速やかに症状が改善すること、抗菌薬の減量または中止により症状が再発すること、再発後、抗菌薬の再投与により再び改善すること。
胃腸の病気

犬の食物アレルギー(胃腸性)を丁寧に解説

食物アレルギーは、食べ物に対して過敏に反応し、体に有害な症状が起きる病気で、食物過敏症とも呼ばれます。下痢や嘔吐が起きる消化器症状と痒みが起きる皮膚症状があります。食物アレルギーは、①他の慢性胃腸症状を示す疾患の除外と、②除去食試験で診断します。
胃腸の病気

犬の胃拡張捻転症候群を丁寧に解説

胃拡張捻転症候群とは、胃が大きく拡張することや捻転することによって生じる病気で、胸の深い大型犬や超大型犬などに多くみられる傾向があります。急にぐったりとする、お腹周りが膨らむ、腹痛、ヨダレを垂らす、吐き気、内容物の出ない嘔吐が典型的な症状です。
胃腸の病気

犬のパルボウィルス感染症を丁寧に解説

犬パルボウイルスの感染によって起こる病気です。特に子犬では、重度の胃腸症状を起こし死亡する場合もあります。離乳期後の生後4~12週齢の移行抗体が低下する頃に、感染のピークを迎えます。その後、4ヶ月齢までは感染がしばしばみられます。パルボウイルス抗原検査キットが診断に有用です。
内分泌器官の病気

犬の尿崩症を丁寧に解説

尿崩症とは、腎臓でできた尿を十分に濃縮することができず、希釈された多量の尿が出る病気です。診断は、まず正確な飲水量を把握し、その後に尿検査を実施します。血液検査で腎不全などの他の病気が否定され、尿比重が常に<1.006であれば、尿崩症が強く疑われます。
胃腸の病気

犬のコクシジウム症を丁寧に解説

イソスポーラ属の寄生虫が腸管に感染し下痢を引き起こす病気です。イソスポーラ属の寄生虫は、小腸の細胞内で増殖し、その細胞を破壊するので、腸管粘膜の損傷が引き起こされます。特に、子犬は重症化する恐れがあります。下痢が主な症状で、急性の下痢の場合もあれば、間欠的または慢性の下痢となる場合もあります。
内分泌器官の病気

犬の副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)を丁寧に解説

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)は、副腎皮質ホルモン(コルチコステロイド)が過剰な状態です。この病気は臨床症状が多様で、水をよく飲んでおしっこをたくさんする多飲多尿、食欲亢進、お腹がビール腹のように大きく(主に肝臓の肥大が原因)なる、手足の毛以外の部分の脱毛、皮膚が紙のように薄くなる、などの変化がみられます。
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