血液の病気

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愛犬の貧血で考えるべき5つの病態

日常の診療の中で、犬の貧血には比較的多く遭遇します。しかし、貧血の原因となる基礎疾患は多数存在するので、診断に苦慮することも少なくありません。 愛犬に貧血がみられた際に考えるべき、5つの病態について解説します。 貧血とは 貧血とは、血液中...
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犬の免疫介在性血小板減少症

愛犬に、紫色のアザが皮膚に見られる、歯茎や口腔粘膜からの出血、鼻出血、黒い便が出る(消化管出血)、紅茶のような尿が出る(尿路出血)といった症状が見られたら、どんな病気を考えますか? 出血し易くなり、血が止まりにくくなる「出血傾向」を示す病...
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犬の赤芽球癆

犬の貧血の原因となる病気は非常に多岐に渡り、なかなか診断の難しい病気もあります。 非再生性貧血を起こす原因の一つである、犬の赤芽球癆(せきがきゅうろう)について解説します。 犬の赤芽球癆とは 赤血球とは、血液循環によって体中を回り、肺から...
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犬の敗血症

敗血症は、人医療において世界で数秒に1人が命を落としている病気であるとされています。そして、あらゆる年齢で罹患する可能性のある、重篤な疾患であると考えられています。 重症細菌感染症の進行した場合にみられる、犬の敗血症について解説します。 ...
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犬の播種性血管内凝固(DIC)

もし、愛犬が「播種性血管内凝固(DIC)」と診断されたら、それはどんな事を意味するのでしょうか? 獣医さんの使う言葉で、分かりにくい言葉の一つである、犬の播種性血管内凝固(DIC)について解説します。 播種性血管内凝固 とは 播種性血管内...
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犬の再生不良性貧血

赤血球、白血球、血小板の全ての血中細胞成分が減少する「汎血球減少症」という病態があります。 その「汎血球減少症」を引き起こす原因の一つである、犬の再生不良性貧血について解説していきます。 再生不良性貧血とは 骨髄は骨の中に存在する組織で、...
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犬のエストロゲン過剰症(高エストロゲン症)

愛犬の全身の毛が薄くなってきた時に、もし去勢手術や避妊手術を行っていない場合には、雌であれば持続的な発情徴候がないか、雄なら乳房の腫脹がないか確認してください。 特に潜在精巣の雄犬では注意しなければならない、犬のエストロゲン過剰症について...
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犬の玉ねぎ中毒

「玉ねぎ中毒」をご存知でしょうか?犬や猫にあげてはいけない食べ物として、知っている方は多いと思います。では、どれくらいの量を食べると中毒症状が出るのでしょうか?玉ねぎ以外でも気をつけなければいけない植物は知ってるでしょうか?愛犬に貧血を引き...
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犬の免疫介在性溶血性貧血

もし愛犬に、元気や食欲の低下、呼吸が荒くなる、歯茎や舌の色が白っぽい、そして尿がオレンジ色や濃い茶色に変化といった症状がみられたら、どんな病気を考えますか? 治療を行なってもおよそ50%の死亡率がある、犬の免疫介在性溶血性貧血を解説してい...
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犬のバベシア症

犬のマダニ媒介感染症の中で最もよく遭遇し、死に至ることもある恐ろしい病気が犬のバベシア症です。ただし、しっかりとマダニの予防を行えば防げる病気なので、適切に予防を行うようにしましょう。バベシア症とは赤血球に寄生するバベシア原虫による感染症で...