基礎知識

血液検査

犬の蛋白質(TP)の異常を丁寧に解説

総蛋白(TP)とは、血清中に含まれている蛋白の総称です。蛋白はアルブミンとグロブリンで構成されており、ほとんどが肝臓で合成されています。総蛋白の異常は、アルブミンとグロブリンそしてA/G比を同時に評価することで、何が原因かを概ね推定することが可能です。
血液検査

犬のアルブミン(Alb)の異常を丁寧に解説

アルブミンは脱水以外の理由で病的に増加することは無いとされるため、基本的にはアルブミンの低下のみが問題となります。血清中のアルブミン濃度が、正常値より低下することを低アルブミン血症といいます。低アルブミン血症は、肝臓でのアルブミンの合成能低下、尿などへのアルブミンの喪失、そして飢餓などの栄養失調によるアルブミン原料の不足などが原因となります。
避妊・去勢手術

犬の避妊手術を丁寧に解説

永久的に妊娠をさせない目的もありますが、その他に卵巣、子宮、膣などの病気の予防の目的もあります。犬では避妊手術を行うことによって、乳腺腫瘍の予防効果が期待できます。その為には、2回目の発情までに避妊手術を実施することが望ましいです。
予防関係

犬の混合ワクチンについて丁寧に解説

犬の混合ワクチンに関しては、最も権威のある世界小動物獣医師学会ワクチネーション・ガイドラインが参考となるので紹介します。狂犬病予防法のような法律で定められた規則がないので、基本的には飼い主さんの任意となるので十分な知識を持つようにしましょう。
避妊・去勢手術

犬の去勢手術を丁寧に解説

去勢手術とは、精巣を摘出する手術です。犬の去勢手術の実施時期、メリット(利点)とデメリット(欠点)、潜在精巣の場合、術後の注意事項について、可能な限り詳しくそして客観的に解説しています。
予防関係

犬の狂犬病予防注射について丁寧に解説

狂犬病予防注射は、狂犬病予防法という法律に定められています。狂犬病の最も恐ろしい特徴は、発症すると100%近く死亡する感染症であることです。日本での狂犬病は、1957年以降発生していません。狂犬病予防法では、4月から6月が狂犬病予防注射の期間と定められています。
予防関係

フィラリア症の予防について丁寧に解説

犬の飼い主なら、確実に知らないといけない、フィラリア症の予防について丁寧に解説しています。フィラリアの予防薬を飲ませる期間や春に採血をしてからフィラリアの予防薬をもらう理由を解説しています。
その他の検査

犬の病理組織学的検査を丁寧に解説

犬の病気の診断において、確定診断のために病理組織学的検査が必要とされる場合があり、特に、腫瘍性疾患や皮膚疾患においては、治療方針を決めるために必須とも言える検査です。病理組織学的検査とは病理組織学的検査とは、病理検査の一つに分類されます。病...
その他の検査

犬の尿検査を丁寧に解説

尿検査は泌尿器系疾患だけでなく、全身性疾患の検査としても重要な検査です。尿の採取法には、自然排尿、カテーテル尿、膀胱穿刺尿があります。自然排尿での検査が行われる事が多いですが、細胞成分や細菌の混入を考えると、カテーテル尿や膀胱穿刺尿の方が良いとされています。尿は、採尿後冷蔵すれば6時間までは検査可能であるとされています。
予防関係

ノミとマダニの予防期間

ノミとマダニの予防期間をご存知ですか?ノミやマダニの感染は、皮膚の痒みや感染症の原因となりますので、予防期間中はしっかりと予防するようにしましょう。知っているようで知らない、ノミとマダニの予防期間について解説していきます。ノミとマダニの犬へ...
その他

犬の寿命と年齢換算

自分の愛犬の平均寿命や人だと何歳に相当するかなど、気になったことはありませんか?犬の寿命と年齢換算について解説していきます。 犬の寿命 人のように戸籍や国勢調査のような統計があるわけではないので、正確なところは分かりません。しかし、国内大手...
その他

犬の幼年期

犬には幼年期、成年期、高齢期そして老齢期の4つのライフステージがあるとされています。愛犬に1日でも多く、元気で長生きをしてもらうためには、そのライフステージにあったケアをしてあげなければなりません。 もっとも最初のライフステージである、「...