病気辞典

口腔の病気

犬の歯周病を丁寧に解説

歯周病予防には、普段からのホームデンタルケアが重要です。無麻酔歯石除去を行っている場所もありますが、歯周病をしっかり治療することを考えれば、全身麻酔下でのスケーリングをお勧めします。
生殖器の病気

犬の子宮蓄膿症を丁寧に解説

子宮蓄膿症は、中年齢の未避妊雌にみられる一般的な病気で、発症の平均年齢は8〜10歳で、発情出血開始後1〜2ヵ月頃に発症することが多いです。これは、病気の発症に黄体ホルモン(プロジェステロン)が関与しているためです。
皮膚の病気

犬のアトピー性皮膚炎を丁寧に解説

犬のアトピー性皮膚炎は、最も一般的な犬のアレルギー性皮膚疾患です。残念ながら、現時点では根治できない病気なので、治療の目的は痒みと炎症の管理となります。主な治療として、グルココルチコイド(ステロイド)、シクロスポリン(商品名:アトピカ)、オクラシチニブ(商品名:アポキル)、ロキベットマブ(商品名:サイトポイント)などがあります。
脳と脊髄の病気

犬の椎間板ヘルニアを丁寧に解説

椎間板ヘルニアは、軟骨異栄養犬種と呼ばれるダックスフンド、コッカースパニエル、ビーグル、ペキニーズで好発します。椎間板ヘルニアの手術は、症状の重症度と発症からの時間経過により改善率が異なるので、もし椎間板ヘルニアを疑う症状が出たら、早めに動物病院を受診する必要があります。
骨と関節の病気

犬の特発性多発性関節炎を丁寧に解説

関節炎とは関節の炎症をともなう疾病の総称で、そのうち複数の関節における炎症を多発性関節炎と呼びます。犬の原因不明の発熱(不明熱)の原因として最も多い病気であると考えられています。治療はグルココルチコイド(ステロイド)で、臨床症状やCRPなどをモニタリングしながら、徐々に減量していきます。
脳と脊髄の病気

犬の特発性てんかん

愛犬が発作を起こす姿は、誰も見たくないと思いますが、1〜2%の割合でてんかん発作を起こす犬がいると報告されています。 そこで、発作の時に気をつけるポイントや動物病院にどういったことを伝えればいいかを中心に解説していきます。 犬の特発性てん...
骨と関節の病気

犬の関節リウマチ

関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう病気です。人では、腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるのが、他の関節の病気と異なる点であるとされています。 ...
骨と関節の病気

犬の膝蓋骨脱臼

脱臼とは、関節を構成する骨同士の関節面が正しい位置関係を失っている状態を指し、その程度により完全脱臼と不完全脱臼(亜脱臼)に分類されます。 犬の脱臼の約20%を占めるという、膝蓋骨脱臼について解説します。 犬の膝蓋骨脱臼とは 犬の膝蓋...
骨と関節の病気

犬の前十字靭帯断裂

前十字靭帯は大腿骨と脛骨に付着し、膝の関節を斜めにまたいでいる靭帯です。そして前十字靭帯損傷は、この靭帯が損傷した状態です。 犬の整形外科疾患で遭遇することの多い、前十字靭帯断裂について解説します。 犬の前十字靭帯断裂とは 前十字靭帯...
眼の病気

犬の小眼球症を丁寧に解説

先天的に眼球の小さい状態です。これには、眼球が小さいとともに、角膜、水晶体、ぶどう膜、硝子体、網膜など他の部位でも先天異常がみられる場合(多発性眼奇形)と眼球が小さいだけで、他の部位での先天的異常がみられない場合があります。犬の小眼球症では、多発性眼奇形の方が多いです。
眼の病気

犬の眼球突出

人では以前と比べて目が飛び出していたり、横から見たときに左右の目の高さが違うことを指摘され気がつくことのある眼球突出。 犬でも人と同様に眼球が眼窩から突出した状態をあらわす、眼球突出について解説します。 犬の眼球突出とは 眼球は眼窩と...
眼の病気

犬の眼球瘻

眼球癆(がんきゅうろう)という言葉は聞き馴染みがないと思われますが、重篤な眼疾患、炎症、損傷により萎縮し、眼が機能を失った状態を指します。眼が見えなくなることを失明といいますが、眼球が死ぬことを眼球癆といいます。 眼球の房水産生がなくなり...